世の中の変化に対応した改革を
会 長 鳥巣 維文
( 公認会計士 )

 私は長崎ロータリークラブに入会させて頂いて30年以上になります。当クラブには有力なメンバーが沢山おられましたので、会長になることは無いと思っていました。ところが現時点では会員数が当時の半分近くになっており、このまま推移すれば(クラブの特殊性を考えると)会務運営にも困りかねない状況になっています。会員数の減少に伴って、委員会の縮減や奉仕事業のマンネリ化などの弊害も感じられます。また、ITの発達や若者の考え方の変化など、世の中の変化にも十分な対応ができていないように感じます。

 そのようなことを勘案すると、長崎ロータリークラブに今必要な改革を実行することこそが会長に課せられた使命だと思っています。理事会や各委員会での意思疎通や意見交換を活発に行い、理事会での合意に基づいて様々な改良を加えたいと思います。森田幹事と二人で一年間、クラブをより良く変化させるために邁進致しますので、よろしくお願い致します。

 2024~2025年度のRI会長ステファニー・アーチック会長のテーマは「ロータリーのマジック」です。彼女はロータリーの活動がクラブに、地域に、世界に、より良い変化をもたらすことを「ロータリーのマジック」と呼んでいます。私は長崎ロータリークラブにおいて「ロータリーのマジック」を実現できればと願っています。

 地区ガバナーの石坂和彦氏は特にテーマを示されていませんが、地区方針の説明において「ロータリーの価値の再発見!!!-ロータリーを語り合おう-」を表題に掲げ、6項目の運営方針の下に多くの目標を掲げられています。その意味するところは、『ロータリーは理論哲学ではなく実践哲学である。・・・答えは日々の実践の中にある』という結びの言葉にあるようです。

 長崎ロータリークラブが「(歴史と伝統に加えて)もっと良く変化する」ための方策を、理事会での協議に従って検討し、実践していきたい思います。具体的には以下のような観点で会務を運営しますので、会員の皆様のご協力や積極的な関与をお願い致します。

  1. 会員間の交流を盛んにし、クラブライフをより楽しく有意義なものにしましょう。
  2. 長崎クラブの魅力を対外的にも情報発信して、仲間を増やしましょう。
  3. 従来の事業等について、追加・変更・合理化の余地がないか点検しましょう。
  4. ITを活用した情報の共有を行い、広く意見を求めましょう。
  5. 最終議決機関である理事会の審議の効率化、機能の充実、情報の公開に務めます。