ロータリーの活動について

 国際ロータリー(RI)は、人道的な奉仕を行い、職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、世界において親善と平和の確立に寄与することを指向した、事業経営や専門職務に携わるメンバーで構成されるロータリークラブが世界的に連携した団体です。現在では世界に36千クラブ、会員数120万人を擁しています。
 当初、ロータリークラブは専門職や経営者により構成される異業種交流の互助団体でした。
しかし、設立後まもなく「自分達のためだけの集まりでは、社会的な意義はない。」という反省から、社会的な奉仕活動を幅広く行うようになりました。一般のボランティア団体や寄付団体と違うところは、職業を通して「思いやり、相手の立場を理解し、自ら高い道徳的、倫理的な行動をし、同業者や社会に対し奉仕の理念をひろげ実践する」ことにあります。世界中のロータリークラブでは各クラブで独自の奉仕活動を行うほか、国際ロータリー(RI)の行う世界的な奉仕活動を支援しています。

国際ロータリー(RI)の行う世界的な奉仕活動の主なものは以下のような活動です。

  • 国際青少年交換留学制度
  • ポリオ(脊髄性小児麻痺)ウイルス撲滅活動<ポリオ・プラス>
  • 国際関係、平和、紛争解決など、ロータリーの目標に関連する分野で学ぶ学生への奨学金
  • ロータリークラブや地区が行う奉仕プロジェクトに対する補助金

また、ロータリークラブにおける奉仕活動は、以下の5つの分野で行われます。

(1)クラブ奉仕・・・

会員同士の関係をはぐくみ、クラブを円滑に、効果的に、そして常に発展するよう機能させるための、クラブに対する奉仕活動

(2)職業奉仕・・・・

倫理と高潔さをもって仕事にあたり、職業の知識やスキルを社会のニーズ解決のために進んで役立てること

(3)社会奉仕・・・・

地域の人々の暮らしを豊かにし、より良い社会造りに貢献する

(4)国際奉仕・・・・

国際的なプロジェクトでボランティアをしたり、海外のパートナーとの協同活動を通じて、平和と相互理解を推進すること

(5)青少年奉仕・・・

青少年がリーダーシップ能力を高めるための支援