「午年にちなんで競馬のお話」―――神谷 賢宏会員(1月8日)
新春ミニ卓話としてお話しする機会をいただき、誠にありがとうございます。本来は午年の年男・年女が務める役割とのことですが、私は巳年生まれで年男は昨年でした。それでも私がこの場に立っているのには理由があります。昨年12月の最終例会前、プログラム委員長が「馬が好きな人はいませんか」と困っておられた際、競馬好きの私が声を上げたことがきっかけでした。午年生まれの方々の ご都合が合わず、微力ながらお引き受けすることとなりました。
今年は60年に一度の丙午の年に当たります。丙午にはかつて迷信による負のイメージもありましたが、現在では「エネルギーが高まり、新たな挑戦に適した年」と前向きに捉えられています。また、馬は視野が非常に広い動物として知られています。私たちも固定観念にとらわれず、広い視点を持って一年を歩んでいきたいものです。
競馬の世界では、オグリキャップやディープインパクトのように、その年最も活躍した馬に年度代表馬の称号が与えられます。過去には牝馬が何度も選ばれており、賞金面でも活躍してきました。性別に関係なく同じ舞台で評価される競馬界は、人間社会より一歩先を行く世界だと感じます。
一方で、華やかな実績だけでなく、波乱に満ちた馬生を歩んだ名馬もいます。私にとって忘れられないのがサイレンススズカです。大学生だった1997年にデビューし、勝つ時は圧倒的、負ける時は大敗という極端な戦績から、どこか自分を重ねて見ていました。翌年には覚醒し、G1宝塚記念を含む6連勝でスターホースとなりますが、天皇賞・秋で故障し、志半ばで命を落としました。無事であれば歴史的名馬になっていたと、今でも思わずにはいられません。
競馬には「無事これ名馬」という言葉があります。才能だけでなく、怪我なく走り続けることこそが価値であるという教えです。これは競馬に限らず、私たちの人生や仕事にも通じます。健康を第一に、身の丈を わきまえ、無理をしすぎず、心身ともに 健やかに一年を過ごしたいと考えています。
今年、ニューヨーク・タイムズ紙の「2026年に行くべき旅先」に長崎が選ばれました。本業を通じて長崎に貢献するとともに、 ロータリークラブの活動にも自分らしく 全力で取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
