「私の視点から見た 日本とネパールの相違点と類似点」 ーーー米山記念奨学生 ラマ,ドマ チーリンさん (10月30日)
ネパールは日本から約5,000㎞離れており飛行機で9時間20分ほどかかる。首都の他、外国人観光客に人気のあるのはポカラ(湖と山脈の景観)、チトワン国立公園(世界遺産、サファリ等)。ルンビニ(ブッダの生誕地)や エベレスト・ベースキャンプも有名。ネパールで美味しい食べ物と言えば、日本でいう餃子。他にはカレー料理のタカリセット、家庭料理のダルバート、豆や野菜や肉料理を盛り合わせたネワール料理も有名。お祭り等で食べるセルロティというお菓子も美味しい。
自身の家族については、母が二人おり それぞれの下に兄弟姉妹がいる。ネパールでは小中学校が一緒になっており、私は小中学校卒業後、高等学校に入り、その後、現地の大学で学んだ。去年から長崎大学で勉強している。ネパールに居る間、母子の健康、家族計画、リハビリテーションに係る仕事をした。
長崎に来て、地域在住高齢者の健康リテラシーに関する要因分析を行っている。長崎市でもネパールでも、自分で行うケア、地域が支えるケアが重要になってきており、健康リテラシーを育む必要性の理解や知見は ネパールでも役立つ。
日本とネパールでは、周囲が海か陸か、建物や鉄道・道路の発展度合等が大きく 異なる。文化面でも、日本の着物とネパールの伝統衣装、日本とネパールの一般的な食事メニュー等は異なるし、特にトイレについてはネパールのそれとは大きく異なる。類似点もあり、日の出の神々しさ、ネパールのパゴダ様式の寺院と日本の寺社は似ており、食べ物においても餃子、カレー、焼きそば、味噌汁などはネパールにも似たものがある。
ネパールに帰ったら、日本とネパールの架け橋になりたいと思っている。ロータリーのこれまでのサポートに感謝したい。
