「私たちの財団」 --第2740地区ロータリー財団委員会 吉岡 義治委員長(11月27日)

 ロータリー財団は、「個人的には参加できないプロジェクトの一環になれた」ということができる財団です。

 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにありますが、2025年、規定審議委員会で、「本クラブの目的は、『ロータリーの目的』の達成を目指し、五大奉仕部門に基づいて成果あふれる奉仕プロジェクトを実施し、会員増強を通じてロータリーの発展に寄与し、ロータリー財団を支援し、クラブレベルを超えたリーダーを育成することである」ことが追加されました。

 国際ロータリーとロータリー財団は、別の組織です。国際ロータリーの標語は、「超我の奉仕」「最もよく奉仕するもの最も多く報われる」であり、ロータリー財団の標語は「世界でよいことをしよう(Doing good in the world)」です。また、国際ロータリーの会員は、世界のロータリークラブとロータアクトクラブで、世界で3000あったと思います。一方、ロータリー財団の会員は、たったひとつ、国際ロータリーです。資金の源泉は、国際ロータリーが人頭分担金であるのに対して、財団の源泉は寄付(Gift)によります。簡単に申しますと、国際ロータリーが寄付を大きく世界規模でするために作ったものがロータリー財団です。

 ロータリー財団の歴史は、1917年に基金としてアトランタの国際大会で発足いたしました。そして1928年ミネアポリスの国際大会でロータリー財団と名付けられ、1983年にアメリカ・イリノイ州の法令の下で公益財団法人となりました。

また、ロータリー財団への支援には、「年次基金」「恒久基金」「災害救援基金」「使途指定寄付(ポリオプラスなど)」があります。

 世界ポリオ根絶推進運動についてお話しすると、ポリオが根絶されれば、人類史上、根絶される2番目の疾病となります。ポリオウイルスは、人体でしか増殖できません。他の動物を介さないので、ワクチン投与の継続で根絶が可能です。

 1979年に国際ロータリーがポリオ根絶を独自に始めて以来、残すはパキスタンとアフガニスタンのみとなりました。今日まで、世界26億人の子どもたちがワクチン接種をし、99.9%まで減らすことができています。

 国際ロータリーの役割は、資金調達や広報・アドボカシー(政府・国際機関と市民への提言や啓発活動)であり、ロータリー活動を通してポリオ根絶をめざすことにあります。

(現地での活動状況について説明)

 もし活動をやめてしまうと、10年以内に年間20万人以上の人が感染する可能性があり、ウィルスが存在する限り、野生株の存在しない国も感染の危機に瀕するため、感染のない国でも、継続的なワクチン接種が必要となり、更に莫大な資金を要します。

 皆さん、本日テーブルに配布しておりますが、「ポリオプラス・ソサエティ」をご存じでしょうか。

 毎年100ドル寄付をすると言うものです。毎年100ドル、日本円で15,000円。月に直せば1,200円少しです。伝統ある長崎ロータリークラブの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。「自分だけでなく、人のためによいことをする喜びのために私たちは生きるべきです」。財団の父、アーチ・クランフの言葉です。ロータリー財団は、「寄付をすることで個人的には参加できないプロジェクトの一環になれた」ということができる組織です。冒頭で申し上げた言葉の意味が、お分かりになられたと思います。ロータリー財団は、「みんなの財団」です。ぜひとも皆様ご協力よろしくお願いいたします。

 今日は長崎まで来た甲斐がありました。ご清聴ありがとうございました。